IPサブネット計算機
IPv4サブネットの詳細を即座に計算。IP + CIDRを入力するだけで、ネットワークアドレス、ブロードキャスト、先頭/末尾ホスト、サブネットマスク、ワイルドカードマスク、ホスト数を取得。無料・ブラウザ内で処理。
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例・詳しい説明・よくある質問 実際の出力つきの例、ほかのツールとの違い、よくある質問。
基本情報技術者試験の過去問をツールで確かめる
IPA が公開している平成28年度秋期 基本情報技術者試験の午前 問33 は、同じサブネットに属するかを問う問題です。問題冊子の題文は次のとおりです。
2 台の PC に IPv4 アドレスを割り振りたい。サブネットマスクが 255.255.255.240 のとき,両 PC の IPv4 アドレスが同一サブネットに所属する組合せはどれか。
ア 192.168.1.14 と 192.168.1.17
イ 192.168.1.17 と 192.168.1.29
ウ 192.168.1.29 と 192.168.1.33
エ 192.168.1.33 と 192.168.1.49
255.255.255.240 は /28 です(スラッシュの後ろにマスクは書けないので、プレフィックスに直して入力します)。選択肢に出てくる 5 つのアドレスを /28 で入れると、ネットワークアドレスは次のようになります。
| 入力 | ネットワークアドレス | ブロードキャストアドレス |
|---|---|---|
192.168.1.14/28 | 192.168.1.0 | 192.168.1.15 |
192.168.1.17/28 | 192.168.1.16 | 192.168.1.31 |
192.168.1.29/28 | 192.168.1.16 | 192.168.1.31 |
192.168.1.33/28 | 192.168.1.32 | 192.168.1.47 |
192.168.1.49/28 | 192.168.1.48 | 192.168.1.63 |
ネットワークアドレスが一致するのは 192.168.1.17 と 192.168.1.29 の組だけなので、答えはイです。IPA の 解答例でも問33 の正解はイです。 手計算なら、第 4 オクテットのマスク 240 から刻み幅は 256 − 240 = 16 で、サブネットは .0、.16、.32、.48 と 16 ごとに区切られます。17 と 29 はどちらも 16〜31 の範囲に入ります。
全角で入力しても計算できる
日本語入力がオンのままだと、数字やピリオドが全角になったり、ピリオドのつもりが句点「。」になったりします。ツールはこれらを半角として読んでから検査するので、そのままでも結果が出ます。入力欄の文字は書き換えません。
入力: 192.168.1.29/28
ネットワークアドレス: 192.168.1.16
CIDR表記: 192.168.1.16/28
ファイアウォールやクラウドの設定画面に貼るときは、全角が残った入力欄ではなく、半角で表示された結果をコピーしてください。読点「、」や全角カンマは使えず、「無効なIPv4アドレスです。」と表示します。
コピーした結果の形式
「コピー」を押すと、8 項目が「ラベル: 値」の形で 1 行ずつクリップボードに入ります。上の過去問のアドレスなら次のとおりです。
ネットワークアドレス: 192.168.1.16
ブロードキャストアドレス: 192.168.1.31
サブネットマスク: 255.255.255.240
ワイルドカードマスク: 0.0.0.15
最初の使用可能ホスト: 192.168.1.17
最後の使用可能ホスト: 192.168.1.30
使用可能ホスト数: 14
CIDR表記: 192.168.1.16/28
出力フィールドの説明
| フィールド | 説明 |
|---|---|
| ネットワークアドレス | サブネットの最初のアドレス(ネットワーク自体を識別) |
| ブロードキャストアドレス | 最後のアドレス(サブネット内の全ホストに送信)。/31 と /32 にはないため「なし」と表示 |
| サブネットマスク | プレフィックスのドット区切り10進数表現(例: 255.255.255.0) |
| ワイルドカードマスク | サブネットマスクのビット反転 |
| 最初の使用可能ホスト | ネットワークアドレス + 1。/31 と /32 ではネットワークアドレスそのもの |
| 最後の使用可能ホスト | ブロードキャストアドレス − 1。/31 と /32 ではブロックの最後のアドレス |
| 使用可能ホスト数 | 総アドレス数 − 2(ネットワーク + ブロードキャスト)。/31 は 2、/32 は 1 |
| CIDR表記 | 標準的なネットワーク/プレフィックス形式 |
よく使うサブネット一覧
| CIDR | サブネットマスク | 使用可能ホスト数 |
|---|---|---|
| /30 | 255.255.255.252 | 2 |
| /29 | 255.255.255.248 | 6 |
| /28 | 255.255.255.240 | 14 |
| /27 | 255.255.255.224 | 30 |
| /26 | 255.255.255.192 | 62 |
| /25 | 255.255.255.128 | 126 |
| /24 | 255.255.255.0 | 254 |
| /23 | 255.255.254.0 | 510 |
| /22 | 255.255.252.0 | 1,022 |
| /16 | 255.255.0.0 | 65,534 |
制限事項
- アドレスは 0〜255 の 10 進数 4 つで、先頭に 0 は付けられません。
10.0.0.01、0x0a.0.0.1、10.1は「無効なIPv4アドレスです。0〜255 の数字 4 つをドットで区切り、先頭に 0 を付けずに入力してください(例: 10.0.0.1)。」と表示します。 - プレフィックスは 0〜32 の整数です。
/33、/24x、/024は「CIDRプレフィックスは 0〜32 の整数で指定してください(例: /24)。」と表示します。スラッシュの後ろにドット区切りのマスクは書けないので、/255.255.255.240は/28に直して入力します。 - IPv4 のみ対応し、IPv6 アドレスは無効として扱います。
- 一度に計算するのは 1 つのサブネットです。ブロックの分割、全アドレスの一覧、2 つの範囲の重なりの確認はできません。
- 使用可能ホスト数はネットワークアドレスとブロードキャストアドレスだけを引いた値です。/31 では 2(RFC 3021)、/32 では 1 を返します。クラウドの VPC などで事業者が別に予約するアドレスは差し引いていません。
主な用途
- ネットワーク設計とVLAN計画
- ファイアウォールおよびACLルールの確認
- ルーティング問題のトラブルシューティング
- クラウドVPCおよびセキュリティグループ設定(AWS、GCP、Azure)
- 情報処理技術者試験のサブネット問題の検算
FAQ
サブネットとは何ですか?
サブネット(サブネットワーク)は、1 つの IP ネットワークを論理的に分けた単位です。大きなネットワークを小さく区切ると管理しやすくなり、同じサブネット内の機器どうしは直接通信し、別のサブネットとはルーターを経由して通信します。
CIDR表記とは何ですか?
CIDR(クラスレスドメイン間ルーティング)表記は、IPアドレスとプレフィックス長を合わせて表現します(例: 192.168.1.0/24)。スラッシュ後の数字がプレフィックス長で、ネットワーク部のビット数を示します。
サブネットマスクはどのように計算しますか?
サブネットマスクはプレフィックス長から求めます。先頭の N ビットを 1、残りを 0 にします。/24 なら 255.255.255.0(1 が 24 個、続いて 0 が 8 個)です。
ワイルドカードマスクとは何ですか?
ワイルドカードマスクはサブネットマスクのビットを反転したものです。ACL やルーティングプロトコル(OSPF など)で、アドレスのどのビットを照合するかを指定するのに使います。
/24サブネットの使用可能ホスト数は?
/24サブネットには256個のアドレスがあります。そのうち2つ(ネットワークアドレスとブロードキャストアドレス)はホストに割り当てないため、使用可能なホストアドレスは254個です。
どのアドレス表記を受け付けますか?
inet_pton と同じドット区切りの 10 進表記です。0〜255 の数字 4 つをドットで区切り、数字以外や先頭の 0 は使えません。10.0.0.01、10.0.0.1x、0x0a.0.0.1、10.1 は推測せずエラーにします(010 を 8 進数の 8 と読むパーサーもあります)。スラッシュの後のプレフィックスは 0〜32 の整数だけで、/24x や /024 もエラーです。日本語入力で打った全角の数字・ピリオド・スラッシュと句点「。」は、先に半角として読みます。
入力したアドレスは送信・保存されますか?
いいえ。計算はブラウザーのタブの中で JavaScript のビット演算によって行われ、入力したアドレスとプレフィックスをサーバーへ送ったりブラウザーのストレージに保存したりしません。アドレス欄から離れたときやプレフィックスを変えたときに、ページのアクセス解析が利用イベント(ツール名と操作)を記録しますが、アドレスそのものは含みません。