Markdown Word 変換ツール

Markdown をブラウザ上で Word(.docx)に変換。見出しは Word の見出しスタイル、箇条書きは Word の段落番号になり、表・脚注・チェックリストも残ります。「**注意:**」のような和文の太字も認識。

  • ブラウザ内で処理
  • 既定では通信しません。「ネット上の画像を埋め込む」をオンにすると書き出し時に画像をダウンロードします
  • 無料 · 登録不要
空欄のときは最初の見出しがファイル名になり、見出しがなければ document になります。\ / : * ? " < > | は取り除き、80 文字までにします。この名前は文書のタイトルにも入ります。
.md、.markdown、.mdown、.mkd、.txt のファイルを選びます。ファイルはこのブラウザ内で UTF-8 のテキストとして読み込み、エディターの内容と置き換えます。UTF-8 ではない(Shift_JIS、UTF-16 など)ファイルやテキストではないファイルは開かず、問題が始まるバイト位置を表示します。エディターの内容はそのままです。ファイル名の欄が空のときは、そのファイルの名前が入ります。
.docx のページサイズです。縦向きで、余白は上下左右 2.54 cm です。このページの初期値は A4 です。 日本語・中国語・韓国語の文字に Word が使うフォントと、その文字に設定する校正言語です。欧文は常に Calibri、コードは常に Consolas なので、こうした文字を含む文書でだけ違いが出ます。 既定はオフです。オフの間は書き出しで通信せず、http(s) の画像はリンクになります。オンにすると、書き出し時に http(s) の画像をその URL からダウンロードします。Cookie とリファラーは送りませんが、画像の配信元にはあなたの IP アドレスが伝わります。読み込めなかった画像と 15 秒を超えた画像はリンクのまま残ります。data: の画像はどちらの場合も埋め込みます。この設定はこのブラウザに保存され、「クリア」を押すとオフに戻ります。

CommonMark と GitHub の拡張(表、タスクリスト、取り消し線、自動リンク、脚注)として読み込みます。先頭の YAML フロントマターは書き出しません。HTML タグは取り除き、文字だけ残します。入力を止めて 0.2 秒後にプレビューを更新します(20 万文字を超えるときは 0.8 秒後)。Ctrl+Enter(Mac は ⌘+Enter)でファイルをダウンロードします。
プレビュー
解析した Markdown を HTML で表示したもので、ダウンロード前に構造を確かめるためのものです。用紙と和文フォントは反映しません。http(s) の画像は URL 付きの代替表示になり、読み込みません。data: の画像は表示します。

Markdown はこのブラウザ内で変換され、アップロードされません。「ネット上の画像を埋め込む」をオンにしない限り、通信は発生しません。

例・詳しい説明・よくある質問 実際の出力つきの例、ほかのツールとの違い、よくある質問。

日本語の文書で起きやすい 2 つの問題

太字が効かない。 **太字。**の後 のように、閉じ側の ** の直前が「。」「」」「:」などの約物で、直後が文字だと、CommonMark 0.31.2 の規則では強調が閉じず、アスタリスクが残ります。生成 AI の回答や議事録メモでよく見る書き方です。このツールは markdown-cjk-friendly 拡張を使っているので、**注意:**、**「引用」** も太字になります。取り消し線 ~~…~~ も同じです。

改行で余計な空白が入る。 段落の途中の改行は Markdown ではソフト改行で、HTML では空白として表示されます。和文の途中で折り返して書いた原稿だと「日本語の文 です。」のように隙間ができます。このツールは漢字・かな・全角記号にはさまれた改行を詰め、英単語の間の改行は空白にします。pandoc にも同じ目的の拡張 east_asian_line_breaks がありますが、gfm と commonmark 形式では既定で無効です。

実測:週報サンプルの中身

エディターに入っているサンプルは週報です。2026-09-30 に書き出し、word/document.xml を確認しました。

  • 「今週やったこと」「来週の予定」は <w:pStyle w:val="Heading2"/>。ナビゲーション ウィンドウから移動できます。
  • 番号付きの 2 項目は同じ numId の <w:numPr> を持ち、番号は Word が振ります。途中に項目を足すと後ろの番号が繰り下がります。
  • 「3 回失敗したらデッドレターキューへ」は箇条書きの 2 段目です。
  • チェックリストの 2 項目は w14:checkbox のコンテンツ コントロールで、Word 上でクリックしてオン・オフできます。
  • 表の見出し行には <w:tblHeader/> が付き、ページをまたぐと各ページの先頭に繰り返されます。区切り行が ------: の「移行前」「移行後」列は右揃えです。
  • [^1] は word/footnotes.xml に入り、ページ下部の脚注になります。

フォントと言語の設定

  • 既定スタイルの東アジア文字フォントに、選んだフォントを書き込みます。游明朝なら w:eastAsia="Yu Mincho"、あわせて w:lang w:eastAsia="ja-JP" で文字の言語を日本語にします。英数字は Calibri です。
  • 日本語を含む段落の文字には w:hint="eastAsia" を付けます。ECMA-376 の定義では、これで「“”」や「…」のように和欧どちらにも使う文字が和文フォントで表示されます。
  • コードは英数字が Consolas、コメント中の日本語は選んだ和文フォントになります。
  • 開いたパソコンに指定フォントがない場合は、そのパソコンにあるフォントで代わりに表示されます。

他のツールとの比較

2026-09-30 に同じテスト用ファイルを、Google で「markdown word 変換」の 1 位だった markdowntoword.io と、同じ検索結果に出た mdtoword.org から書き出し、document.xml を比べました。

項目このツールmarkdowntoword.iomdtoword.org
**注意:**ここ太字** が残る** が残る
番号付きリストWord の段落番号「1.」という文字Word の段落番号
チェックリストチェックボックス、状態を保持ふつうの箇条書き、状態が消えるふつうの箇条書き、状態が消える
表の列揃え保持すべて左揃え指定なし
脚注Word の脚注ふつうの段落「^1」だけ残り本文が消える
見出しのアウトライン レベルありなしなし
東アジア文字のフォントと言語両方指定どちらもなしフォントのみ(Microsoft YaHei)

Qiita や Zenn でよく紹介される pandoc は、社内テンプレート(--reference-doc)や数式、一括変換が必要なときに向いています。インストールが必要で、アップロードはしません。

制限

  • 目次は自動では入りません。Word の「参考資料 > 目次」で作成します(Microsoft の説明)。既定では見出し 1〜3 が対象です。
  • LaTeX 数式、Mermaid、コードの色分け、ヘッダー・フッター、ページ番号には対応していません。
  • HTML タグは描画しません。タグを取り除いて文字だけ残し、<br> は改行、<script>・<style>・コメントは出力しません。
  • ファイル先頭の --- で囲んだ YAML は書き出しません。
  • 「.md を開く」は UTF-8 のテキストだけを読み込みます。Shift_JIS や UTF-16 で保存したファイル、テキストではないファイルは開かず、問題が始まるバイト位置をステータス行に表示します。エディターの内容はそのままです。たとえば Shift_JIS で保存した # 日本語 は 2 バイト目(0 から数えて)で止まります。先に UTF-8 で保存し直してください。
  • data: 形式の画像は常に埋め込みます。http(s) の画像は既定ではリンクになり、「ネット上の画像を埋め込む」をオンにした場合も、クロスオリジンの読み込みを許可している URL しか埋め込めません。./img/a.png のような相対パスは「[代替テキスト]」という文字になります。画像は本文の幅(A4 で約 16 cm)まで縮小し、SVG・WebP は PNG に描き直します(1 辺最大 4,096 px)。
  • 用紙は A4 か Letter の縦向き、余白は上下左右 2.54 cm です。
  • ファイル名からは \ / : * ? " < > | を取り除き、80 文字までにします。
  • 12,000 行(167,559 文字)のテスト用ファイルは、Apple M1 Max で解析から書き出しまで約 1 秒でした。

書き出す前に表示を確かめるなら Markdown プレビュー、Web ページの内容を Markdown にするなら HTML → Markdown 変換 を使ってください。

FAQ

Markdown はサーバーにアップロードされますか?

されません。解析も .docx の作成もブラウザ内で行い、既定では書き出し時に通信は一切発生しません。「ネット上の画像を埋め込む」をオンにしたときだけ、Markdown 内の http(s) の画像をその URL からダウンロードしてファイルに埋め込みます。このとき画像の配信元にはあなたの IP アドレスが伝わります。

「**注意:**ここ」が他のツールだと太字にならないのはなぜですか?

CommonMark の規則では、閉じ側の ** の直前が約物「:」で直後が文字の場合、強調の終わりとみなされず、アスタリスクがそのまま残ります。このツールは和文・中文・韓国語向けの強調拡張を入れているため、この書き方でも太字になります。

目次は作れますか?

ファイルに目次は入りませんが、Markdown の見出しはすべて Word の「見出し 1」〜「見出し 6」(アウトライン レベル付き)になります。Word の「参考資料 > 目次」で作成でき、ナビゲーション ウィンドウにも見出しが並びます。

画像がリンクになってしまいました。

2 つの場合があります。1 つは「ネット上の画像を埋め込む」がオフ(既定)で、http(s) の画像をダウンロードしない場合です。もう 1 つはオンでもダウンロードできなかった場合で、配信元がクロスオリジンの読み込みを許可していない(Access-Control-Allow-Origin ヘッダーがない)、相対パスやローカルのパスで書かれている、15 秒以内に取得できなかった、のいずれかです。リンクには代替テキストと元の URL が残るので、Word で画像を挿入し直してください。

会社の Word テンプレートを使えますか?

このツールではテンプレートを読み込めません。本文 11 pt、太字の見出し、コード用の「Source Code」、引用用の「Quote」という固定スタイルで出力します。Word の「ホーム > スタイル」で一度変更すれば文書全体に反映されます。社内テンプレートに合わせる場合は pandoc の --reference-doc を使ってください。